共栄大、終盤の粘りで勝利!逆転打の佐藤晴「低く強い打球を徹底した」と練習の成果を発揮
<関東地区大学野球選手権:共栄大4-3上武大>◇1回戦◇6日◇横浜スタジアム 共栄大(東京新大学野球連盟2位)が終盤の逆転で上武大(関甲新大学野球連盟2位)を下し、準々決勝進出を決めた。 1-3で迎えた7回。同点に追い付き、なおも2死満塁から佐藤晴外野手(3年=浦和実)がスライダーをしぶとく中前に運び逆転に成功した。佐藤は「自分たちより上武大の力が強い。個人で負けていても、組織として戦えば勝てると思っていました」と、胸を張った。 低く強い打球を徹底した。練習では、レギュラー全員が連続で低い打球でヒットつなぐ「決め打ち」の練習を重ねた。9人が連続で打てるまで、何度も繰り返し2~3時間に及ぶことも。「最後はみんなヘトヘトでした」と、苦笑いを浮かべるが、その徹底力がここ一番の打席で発揮された。 母校の浦和実は、秋季関東大会で4強入りを果たし、センバツ出場が濃厚。大会中もネット速報で応援していた、という佐藤は「母校が頑張ってる。上武大は3連覇がかかっていたので、自分たちが阻止しなきゃ、という気持ちで戦いました」と奮起した。 次戦は首都大学リーグ優勝の日体大戦だ。「自分たちは目の前の1戦1戦を必死に戦うだけ。喜ぶのはもう今だけで、帰ってからは頭を切り替えたい」と、表情を引き締めた。