セレソンにロナウジーニョ、カカー級のスターをもう一度 ギマランイスが求めるワクワク感「ヴィニやロドリゴの力で取り戻したい」
コパ・アメリカでは新世代の真の力が問われている
コパ・アメリカ2024グループステージ最終節でコロンビアと引き分けたブラジル代表は、グループDを2位で通過。ひとまずはベスト8入りを決めた。 第2節でパラグアイに4-1のスコアで大勝したとはいえ、1勝2分での2位通過は十分な結果とは言えないかもしれない。ブラジルは2026北中米ワールドカップへ向けた南米予選でも6位と出遅れているが、かつてのセレソンが放っていた圧倒的オーラは感じられない。 ブラジル代表の中盤に入るMFブルーノ・ギマランイスは、自分たちの世代からスター選手を生み出していきたいと語る。かつてのワクワクしたセレソンを取り戻すためにも、FWヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスら若手アタッカーたちの奮起に期待しているのだ。 「代表チームのユニフォームを着ると、常に勝たなければならないというプレッシャーがかかる。特にここ数年はワールドカップで優勝できていないから、さらなるプレッシャーになっている。僕が子供の頃はロナウド、ロナウジーニョ、カカーに夢中だった。それをヴィニやロドリゴの力で取り戻したいんだよ。僕たちも歴史に名を刻んでいきたいと思っている」(『as』より)。 今大会は怪我の影響でネイマールが不在となっているため、ネームバリュー的にはやや劣るかもしれない。ベンチには17歳のFWエンドリックも控えており、新世代の実力が試されるコパ・アメリカだ。 ベスト8では絶好調のウルグアイと対戦するが、この試練を乗り越えられるのか。相手がウルグアイとはいえ、ベスト8敗退はサッカー王国に許される結果ではない。