【オリックス】ドラフト4位・山中稜真捕手が仮契約 年俸は800万円 「1年目から1軍に定着できるように」
オリックスは21日、ドラフト4位で指名した三菱重工Eastの山中稜真捕手(23)と横浜市のホテルで仮契約を結んだと発表した。契約金は3500万円、年俸800万円(金額はいずれも推定)。背番号は29日の新人選手入団発表記者会見で発表される。 担当の佐野如一スカウトが「ストレートに力負けすることなく、広角に長打が打てる打撃と、俊足、強肩を生かした守備が魅力。走・攻・守の3拍子そろった選手で即戦力としての期待が掛かる」と評する山中は球団を通じて「仮契約をしていただき、やっとスタートラインに立てたんだなと実感しました。広角に長打が打てることが自分の持ち味なので、プロの世界でもそこをしっかりとアピールしていきたいです。オリックスは社会人出身の選手が多く活躍しているイメージなので、自分も先輩方に続ければと思います。座右の銘でもある奮励努力の文字の通り、プロの世界でも自分を奮い立たせて、努力を重ねていき、1年目から1軍に定着できるように頑張ります」とコメントした。 山中は神奈川県出身で178センチ、81キロの右投げ左打ち。木更津総合高(千葉)では2年夏の甲子園に出場し、日本航空石川に逆転負け。山中は「1番・一塁」で先発出場し、3打数2安打2打点だった。3年夏は「3番・捕手」として甲子園に2年連続出場し、敦賀気比(福井)との1回戦は5打数1安打、興南との2回戦は5打数3安打、下関国際(山口)との3回戦は2打数1安打。甲子園通算4試合の成績は15打数7安打の打率4割6分7厘、2打点だった。 青山学院大では東都1部リーグで44試合出場の打率2割6分6厘、4本塁打、23打点。4年春にはベストナインに選ばれた。大学では全国大会経験なし。 三菱重工Eastでは1年目から2年連続で都市対抗に出場し、昨年はベスト8で今年は優勝を果たした。日本選手権にも2年連続出場し、今年はベスト4。日本製鉄鹿島との準々決勝では延長10回タイブレークでサヨナラ二塁打を放ち、大会通算4試合15打数4安打の打率2割6分7厘、0本塁打、1打点だった。
中日スポーツ