市が今年の10大ニュース発表 GX元年、Aスクエア開所など【山陽小野田】
山陽小野田市は、今年の主な出来事を10大ニュースとして発表した。2050年カーボンニュートラルの実現に向け「GX(グリーントランスフォーメーション)元年」と掲げた取り組み、国内初のLABV(官民協働開発事業体)手法による複合施設「Aスクエア」のオープン、市内11地区での地区運営協議会の設立などを挙げた。 ▽GX元年(1、3、6、7月)=「GX西部」構想の発表、カーボンニュートラルポート形成に向けた検討開始、山陽小野田グリーンエナジー発電所の完成など、カーボンニュートラルの実現に向けた動きが活発化。脱炭素化に取り組む企業を力強く後押しするため、GX推進指針も策定した。 ▽協創によるまちづくり提案事業(2、11月)=ふるさと納税制度を活用し寄付金を募る「協創によるまちづくり提案事業」に、協創の考え方を共有した市民団体などから地域課題を踏まえた事業提案があった。 ▽Aスクエアがオープン(4月)=国内初のLABV手法による複合施設「Aスクエア」が利用を開始した。小野田商工会議所、山口銀行小野田支店、市民活動センター、山口東京理科大の学生寮などが入り、周辺のにぎわい再創出のシンボルとなっている。 ▽市民活動センターがオープン(4月)=まちづくりに取り組む市民や市民活動団体を支援する拠点施設として、Aスクエア内に開設した。 ▽山口東京理科大に医薬工学科を新設(4月)=バイオ医薬品の製造技術や開発プロセス、製品の品質評価・保証に貢献できる専門的人材を養成する西日本で唯一の学科となった。 ▽地区運営協議会がスタート(9月)=住み慣れた地域で安心して暮らし続けるための新たな仕組みの形成に向けて、市内11地区に設立された。 ▽第2子以降保育料無償化(9月)=子育て世帯への経済的支援として、0~2歳児の第2子以降の保育料を無償化した。 ▽山陽小野田ふるさと大使制度を新設(10月)=第1号は、パリパラリンピックの自転車競技で2大会連続の金メダルを獲得した杉浦佳子選手が就任した。 ▽友好都市・豪州モートンベイ市から高校生と市長一行が来訪(10月)=友好関係をより一層深めようと、ピーター・フラナリー市長らが来訪。9月にはレッドクリフ・ステート・ハイスクールの生徒21人も修学旅行の一環として訪れた。 ▽小野田・楠企業団地完売(11月)=03年に分譲を開始し、8月に防石陸運、11月に山九の進出が決定。これにより市土地開発公社所有の土地14区画分が完売した。同団地には県の所有地も含め15社が進出している。