今後どうなるの…。契約満了間近の欧州日本人(3)手放したくない!? 下位チームで孤軍奮闘の快速自慢
ヨーロッパの23/24シーズンも佳境を迎えており、各クラブはそれぞれの目標に向けラストスパートをかけている。そうした中、早くも今季終了後の去就に関する話題も増えている。とくに契約満了間近の選手の動向は気になるところだ。今回は、今季限りでクラブとの契約が切れる予定の欧州日本人を紹介する。
●浅野拓磨(ボーフム/ドイツ) 生年月日:1994年11月10日 23/24リーグ戦成績:24試合6ゴール1アシスト ボーフム3年目となるシーズンを迎えている浅野拓磨も、今季終了後の動向が気になる選手の1人だ。 浅野はサンフレッチェ広島から海外に挑戦したものの、ハノーファー96で出場機会が得られなかったり、セルビアリーグのFKパルチザン・ペオグラードで給料未払いが発生したり、クラブ運に恵まれない数年間を過ごしていた。 そんな浅野は2021年にボーフムへと加入。毎年降格のピンチに陥る下位チームで、攻撃のチャンスがあまりめぐってこない中、21/22シーズンはリーグ戦3ゴール4アシスト、22/23シーズンは同3ゴール2アシストをマーク。昨季最終戦では1ゴール1アシストの大活躍で1部残留の立役者となった。 今季はすでに、ボーフム加入後最多の6ゴールを記録しており、最高のアピールを続けている。当然クラブからの評価も高いようで、ドイツ紙『ビルト』によると、ボーフムの元監督トーマス・レッシュは「彼のプレースタイルとチームのプレースタイルは絶対的にマッチしていると伝えている」と言及し、この日本代表FWの移籍を慰留するため全力を尽くしているようだ。 しかし、先日ボーフムは浅野を重宝してきたレッシュ監督の解任を発表した。これが快速日本人FWの去就にどう響く可能性は否めないはずだ。
フットボールチャンネル