尾上菊之助、『襲名イヤー』むかえ「このお正月が菊之助として最後。5月に向けて2人で一生懸命稽古」、丑之助は「…同じです」と苦笑
歌舞伎俳優の尾上菊五郎(82)、尾上菊之助(47)らが7日、東京・初台の新国立劇場で上演中の初春歌舞伎公演『彦山権現誓助剣』終演後に会見。5月に菊之助が八代目菊五郎、尾上丑之助(11)が六代目菊之助を襲名するのを控え、現在の心境などを明かした。 国立劇場が閉場中のため、同所で初春公演を開催するのは2度目。5日に初日を迎えた。 ”襲名イヤー”を迎えた菊之助は「毎年国立劇場で菊之助としてお正月を迎えていたので、このお正月が菊之助として最後。1日1日を大切に過ごしている。5月に向けて2人で一生懸命稽古を積んでいるところ」とコメント。丑之助は「…同じです」と苦笑しながら「じわじわと緊張し始めてます」と率直な胸の内を語った。 上演の大詰めでは菊五郎の孫たちも立ち回りを披露し、菊五郎は「だんだんうまくなってきたね」と目を細めながら奮闘をたたえた。公演は27日まで。
中日スポーツ