<高校野球>習志野VS明豊 継投策がカギに センバツ準決勝見どころ
(上が一塁側、都道府県名の左は準々決勝の結果) ○…準決勝…○ ▽第1試合(11時) 【サヨナラ打を放つ明豊・後藤】ベスト8第2試合の熱投 習 志 野―明 豊 (千 葉) (大 分) 4―3 1―0 市和歌山 龍谷大平安 ともに継投で戦うが、明豊が投手層の厚さでやや優位だ。直球とスライダーで低めを突く左腕・若杉、球威のある右腕・大畑とも防御率1点台。打線は1番・表、6番・青地が打率3割台後半を残す一方で中軸が不振だが、早めに得点できれば先行逃げ切りが可能だ。習志野は全3試合に救援して計17回無失点の本格派右腕・飯塚にどうつなぐか。左腕・山内、右下手・岩沢の出来が鍵になる。打線は1番・竹縄、3番・角田が打率3割台だけに、4番・桜井の復調なるかもポイントだ。 ▽第2試合(13時半) 東 邦―明 石 商 (愛 知) (兵 庫) 7―2 4―3 筑陽学園 智弁和歌山 東邦が投打とも上回る。本格派右腕・石川はスライダーなど変化球も切れ、計22回を投げて防御率0.82。完投は1回戦だけで、疲れはなさそうだ。打線は6番・長屋、7番・河合が打率5割台で、切れ目がなく、機動力もある。明石商は全3試合で370球を投げた2年生右腕・中森の奮闘が不可欠。打線は打率4割5分5厘で2本塁打の1番・来田、同じ打率の2番・水上を軸に2試合連続2桁安打と力はある。機動力を絡めて石川を揺さぶり、中森を早めに援護して競り合いたい。