（ブルームバーグ）： 11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領は陣営が戦略を変えない限り、トランプ前大統領を相手に黒人票を大きく失うリスクがあると、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の娘バーニス・キング氏が述べた。

同氏は15日、ブルームバーグＴＶのインタビューで「黒人コミュニティーには、あまり変わっていないと感じている人々がいる」と指摘。「大統領に強い不満を抱いている」黒人若年層にアプローチする方法をバイデン陣営は理解する必要があると述べた。

キング氏は現在、ジョージア州アトランタにあるキング・センターの最高責任者を務める。

黒人有権者は長い間、民主党の支持基盤だった。しかし、米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学による最近の世論調査によると、ジョージア州を含む激戦州ではトランプ氏が黒人有権者から22％の支持を集めている。

「残念ながら容易なことではないが、今回は恐らく、私の人生で最も決定的な選挙になるだろう」とキング氏は語った。

バイデン氏は今週末にアトランタを訪問し、歴史的黒人大学の一つであるモアハウス大学の卒業式で演説を行う予定となっている。

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原題：Biden Risks Losing Significant Share of Black Vote, King Says（抜粋）

--取材協力：Joe Mathieu、Kailey Leinz.

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