「がっかりした」大谷翔平、違法賭博疑惑の渦中に新たな火種? 米メディアに驚きの証言「白々しい嘘が…」
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は3日(日本時間4日)、サンフランシスコ・ジャイアンツ戦で「2番・指名打者(DH)」として先発出場を果たし、ついに今季第1号のホームランを放った。しかし、このホームランボールを巡り新たな火種が発生している。『ジ・アスレチック』など複数の米メディアが報じた。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 大谷は7回の第4打席で、右中間へ飛び込む飛距離430フィート(約131メートル)の特大弾を放ち、開幕から41打席目にして待望のホームランを記録。このホームランボールをキャッチしたのは、長年のドジャースファンであるアンバー・ローマン氏だ。その後は恒例通り、ギブアンドテイクの交渉が行われ、ファンはチーム役員と面会して、大谷に記念品としてボールを渡すことについて協議したとされる。大谷は試合後「ファンの人と話して、いただけるということだったので。僕にとっては特別なボールなのでありがたい」と語っていた。 しかし、物語はハッピーエンドで終わらない。同メディアによると、アンバー・ローマン氏ら夫婦は引き離され、警備員に誘導されてスタンドから出た後、10万ドル(約1500万円)の価値があるとされるボールと引き換えに、大谷のサイン入りキャップ2個をちらつかせ、ローマン氏がホームランボールを持ち帰るという強硬手段に出た場合、第1号の鑑定を拒否するという脅しもあったという。本物であるという認定がなければ、価値が大幅に下落するようだ。 ローマン氏の夫であるバレンズエラ氏は「私たちは誰かをゆすろうとしているわけではない。ただ、特別な瞬間だった。平等に扱われるのがフェアだと思う。私がとても大切に思っているチームが、そのような対応を取ったことに、がっかりした」と述べている。ドジャースの対応に不満はあるが、代わりに受け取った品物に関しては満足しているとのこと。 ただ、問題はこれだけで終わらない。ローマン氏は大谷と「会っていない」と発言している。大谷の「ファンの人と話して、いただけるということだったので…」という発言を踏まえ、米メディア『ファンサイド』のように「大谷はローマンにもバレンズエラにも会っていない。通常であれば、このような白々しい嘘は大きな問題とはみなされないだろうが、大谷とドジャースにとって、今は普通の日々ではない」と報じる海外メディアもある。これに関して、米メディア『CBSスポーツ』は「問題は、ローマンと彼女の夫が、大谷に会ったことはないと語ったことである。しかし、大谷がファンの人と話して、と言ったのに対して、ブラムの話では、会ったということになっている。これはローマンが選んだ言葉だ。おそらく、それはちょっとした違いだが、翻訳が関係していることを考えると、注目に値する」と報じ、言葉の受け止め方の過程で誤解が生じている可能性があると指摘した。
ベースボールチャンネル編集部