書家の母、詩人の娘「最後」の親子展開幕 當間詠舟さんとトーマ・ヒロコさん 浦添で9月14日まで 沖縄
書家の當間詠舟(えいしゅう)さん(文化書道師範・県書道美術振興会会員)と娘で詩人のトーマ・ヒロコさん(第32回山之口貘賞受賞)親子による「書と詩(ことば)展vol.5」が26日、浦添市港川のレストランrat&sheep(タイラジュンオーナー)で開幕した。9月14日まで。 【写真】沖縄の琉大生に群像新人賞
同企画は、2017年に「多彩な親子だからこそできる展示会をしてみてはどうか」というタイラさんの声かけにより始まったが、今回が最後となる。5回目となる本展ではヒロコさんの詩のほかに、童謡、唱歌、賛美歌の歌詞を、詠舟さんが書でつづった作品19点を展示する。 初日の26日には、同レストランでテープカットが行われ、ヒロコさんが所属する賛美チーム「Vectis(ベクティス)」による歌の披露もあった。 詠舟さんは初めての夏場開催となるため、夏らしい作品を選んだとし「最後の展示会になるので、たくさんの方に見てもらえたらうれしい」と述べた。 「家族」をテーマとした新作3点を発表したヒロコさんは「少し照れくさい部分もあるが、詩を通して、自身を取り巻く環境の変化を少しずつ実感している」という。人の手で書いたものは活字とは違った味わい深さがあるとし、「書道が好きな人や詩が好きな人のみならず、音楽が好きな人、癒やされたい人にも足を運んでもらいたい」と来場を呼びかけた。
時間は午前11時半~午後4時、日曜定休。入場無料。 (当銘千絵)
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