ペットボトルの水も高くて買えない!水道水にオリゴ糖を入れて飲んでいる大藪春彦賞作家に起こった「驚きの体質改善」【「鶯谷」第二十七話#1】
---------- 新刊や文庫本が発売されるも、なかなか生活が楽にならない作家の赤松利市氏。ふだん、飲料として口にするのは水道水だけだ。 ---------- 【写真】「その格好で読書...?」スペインの超有名女優クララ・ガレの「休日の姿」
水道水にオリゴ糖
1日1食、朝食しか食べない私だが空腹感に襲われることはない。 その分、大量の水分を摂っているからだ。 もちろん相変わらずの水道水だが改良した点もある。 最初はスティックシュガー、次にガムシロップ、そして現在では1ℓ入りのオリゴ糖に変えている。 オリゴ糖はビフィズス菌の栄養素となる、らしい。 整腸剤に含まれる乳酸菌との違いも分からない私であるが、分からないなりに、これでも健康に気遣っているのだ。 (水道水を飲みながら健康に気遣っているのかよ) 冷笑される方もおられるかも知れない。 (せめてミネラルウォーターにした方がいいんじゃない? ) ご親切なご指摘は素直に承るが、缶コーヒーでさえ贅沢品と考える私が、有料のミネラルウォーターなど買えるはずがないのだ。 (2ℓの大型ペットボトルなら……) コスパが良いだろうというご意見も理解できる。 実際に買ったことはないので、どれだけコスパが良いのか分からないが。
ペットボトルをリサイクル
浅草寺雷門前には浅草文化観光センターがある。 観光客向けの催事が頻繁に行われ、浅草寺やスカイツリーが一望できる観光ビルだ。 ビルのたもとには、無料で利用できる水飲み場が設けられていた。漫画喫茶でネット難民暮らしをしていた私だが、漫画喫茶のすぐ隣が浅草文化観光センターだった。 その水飲み場には『東京水』と表示されたウォーターサーバーがあった。 おしゃれにデザインされた水色のサーバーだ。 一時期は『東京水』と表記されたペットボトルもコンビニなどで見掛けた。 その実態は東京都の水道水なのだ。 サーバーの上部には「安全でおいしい東京の水道水をお飲みください」と書かれてあった。 さらに下部には東京都水道局と設置者の名称が明記されていた。 利用したことはないが、水道水はそれだけ安全かつ美味しいという証ではないだろうか? (飲んだことがないのになぜ分かるの? ) ご指摘は理解できるが、漫画喫茶では飲み物が無料だったので、利用する必要がなかったのだ。 今の私が必要とするのは、ペットボトルに満タンにした水道水だ。 しかもそのペットボトルは、団地のゴミステーションで拾ったペットボトルなのだ。
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