チョイソコ予約千件超え 砺波のデマンド交通 12月、初の大台
●市民に定着裏付け 砺波市のデマンド型乗合交通「チョイソコとなみ」の先月の予約件数が1千件を超えたことが分かった。2023年10月に市内全域運行に移行して以来、初の大台となる。1日当たり43件で前年同月の1・7倍になった。市は昨年4月に市営バスの路線を再編し、日中の運行を減便した。その分、日中の移動手段としてチョイソコを推奨しており、市民に定着していることが裏付けられた。 6日時点の速報値で1043件となった。1年前の12月の610件に比べて400件以上多い。12月は他の月に比べて利用が多い傾向があったが、抜きん出た数字となった。 月別の予約件数は運行開始した22年10月が283件で、その後300~400件台で推移。市内全域に広がった23年10月は467件に増え、同年12月には初めて600件を突破した。市営バス路線を再編した昨年4月以降は700件を突破し、同9月に904件を記録してからは10月976件、11月927件と900件台を維持していた。 チョイソコとなみは昨年10月の本格運行に伴い、民間停留所「ウチマチサポーター」の登録を年間1万円に有料化した。これに伴い、有料化前の147カ所から74カ所に減少。公共施設や医療機関などと合わせた停留所数は現在191カ所となっている。 登録者数は昨年11月時点で1594人で、70歳以上が全体の約85%を占めた。利用実績がある市民は517人で、70歳以上が約90%を占めている。 乗降場所は砺波総合病院が最も多く、イオンモールとなみが続く。3位は庄東センターとなっている。