<挑む・センバツ2023東邦>開幕へ気持ち新たに 決定から一夜、練習に汗 /愛知
31回目のセンバツ出場決定から一夜明けた28日、東邦ナインは新たな気持ちで練習をスタートさせた。笑みがこぼれた前日とは打って変わり、真剣な表情で白球を追う選手たち。開幕に向け、レギュラー争いはますます激しくなりそうだ。 選手たちは午前8時半に東郷町のグラウンドに集まり、ランニングで体をほぐした後、トスバッティングやシートノックなどを行った。午前中の練習を終えると、31回目の出場を報じる毎日新聞を手に取り「うれしいがまだ実感はない」「やっと甲子園に行ける」などと話していた。 石川瑛貴主将(2年)は「たくさんのメディアで自分たちのことを取り上げてもらった。みんな気合は十分です」と喜んだ。兄で中日ドラゴンズの石川昂弥内野手から「おめでとう。絶対優勝しろよ」と祝福のメッセージを受け取り、「わかった。優勝するわ」と返信したという。 山田祐輔監督のスマートフォンには約70件のLINEやメールが届いたという。「本当に幸せなことです。頑張らなくては」と気を引き締めていた。 午後からは紅白戦など実戦形式の練習をこなし、グラウンドに選手たちの野太い声が響いた。【森田采花】