【解説】ギャンブル依存症 どんな人が?“愛好家”との違いは? 依存症は「脳が“機能異常”を起こしている状態」
■ギャンブル依存症 「チェックリスト」で2つ以上当てはまれば可能性あり
小栗委員長 「はい。依存症かも…と思ったら『ギャンブル依存症問題を考える会』の田中代表らが開発したチェックリストがあります」 「いずれもギャンブルをするときに『予算・時間を決めない』、勝ったときに『次のギャンブルに使おう』、負けたときに『すぐに取り返したい』と考える、そして『ギャンブルしたことを隠す、ウソをつく』。このうち2つ以上当てはまったら、ギャンブル依存症の可能性があるということです」
■ギャンブル依存症の可能性があるとき どうすれば…?
藤井キャスター 「もちろん、自分のことをチェックすることもできますが、家族や友人がのめり込んでいるのではないか…という状況があったら、どうしたらいいのでしょうか」 小栗委員長 「たとえば、大阪府ではギャンブル依存症に悩む人向けに無料のスマホアプリを提供していて、『ギャンブル依存度チェック』や、1回の賭け金や時間の目標を決める『ギャンブル日誌』を利用することができます。また依存症対策全国センターでは、全国の相談窓口や医療機関を探すことができます」
■波瑠さん「1人で頑張ろうとせず、きちんと治療を受けてほしい」
藤井キャスター 「随分、根が深いように感じますが、波瑠さん、どう思いますか?」 波瑠さん 「1人でやめようと思ってもやめられないのですよね。やめようとしたけど失敗したなという気持ちになってしまうのだとしたら、1人で頑張ろうとせず、風邪をひいたら病院に行くような感じで、きちんと治療を受けてほしいと思います」 藤井キャスター 「お伝えしたように、本人にも制御できないのが依存症、つまり病気なので、責めるのは逆効果だということです。『心配しているよ』と伝えて、相談や治療につなげてほしいと話しています」 (5月14日『news zero』より)