【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】シュテファン・キュングが平均時速55.755km/hでステージ制覇、ログリッチが4度目の総合優勝/第21ステージ
マドリード市内に敷かれた24.6kmの個人タイムトライアル、高低差はなく直線と直角カーブのみの高速レイアウト、第1出走のティム・ナーベルマン(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)がスタートすると1分おきに総合順位の低い順から出走していった。17番出走のエドアルド・アッフィニ(ヴィスマ・リースアバイク)が前輪もディスクホイールのダブルディスクで走り出すも途中風に煽られてくらぐらしている場面も見受けられた、フィニッシュタイムは27分34秒でティボー・ゲルナレック(アルケア・B&Bホテルズ)を9秒更新で最初のターゲットタイムとなった。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第21ステージ|Cycle*2024 しかし25番目出走のヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー)が12秒更新、さらに63番出走のマウロ・シュミット(ジェイコ・アルウラー)が8秒、68番出走のフィリッポ・バロンチーニ(UAEチームエミレーツ)が3秒更新している。
97番出走、スイスチャンピオンジャージ着用のシュテファン・キュング(グルパマ・FDJ)はスタートからやる気を漲らせていた。第1ステージで区間優勝のブランドン・マクナルティ(UAEチームエミレーツ)は落車があったようで膝から出血した状態でフィニッシュラインへ、3分以上遅れていた。キュングは第1計測、第2計測とトップタイムを更新しながら26分28秒でこれまでのタイムを43秒更新、平均時速55.755km/hで走り抜いた。 総合順位をあらそうメンバーはダヴィド・ゴデュ(グルパマ・FDJ)が28分43秒と2分15秒遅れ、マティアス・スケルモース(リドル・トレック)と総合順位が入れ替わった。ベン・オコーナー(デカトロン・AG2Rラモンディアル)は27分33秒と1分5秒遅れ、区間11位の走りで総合2位を危なげなくキープ。特別賞ジャージの移動はなく無事にフィニッシュしている。最終走者のプリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)も26分59秒と区間2位の成績でフィニッシュ、自身4度目のブエルタ総合優勝を果たした。 「グランツールでの区間優勝をめざしてきたから本当にうれしい、この勝利のために努力をしてきた」キュング、ステージ勝利後インタビュー 「総合優勝を決められて本当にうれしい、このために自分も家族も周りのみんなも大きな犠牲を払ってきた、でもそれができることを幸せに感じている」ログリッチ、総合優勝インタビュー
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