大阪・高槻市などに土砂災害警戒情報 神戸などでは避難勧告も
5日の近畿地方は、湿った空気や梅雨前線の影響で雨が降り、午後になり激しい雨が降り続いている。大阪府高槻市などでは、土砂災害警戒情報が出された。また、兵庫県は同日午前、神戸市などの13万1493人に避難勧告を発令した。 【拡大写真付き】松井知事「大阪版・被災住宅無利子融資制度」創設を発表
6月18日午前に発生した大阪府北部地震で被害を受けた地域でも雨が降っている。大阪府などでは5日、豊中市、池田市、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市、豊能町、能勢町で土砂災害警戒情報が出されている。 気象庁は、大阪府では5日夜遅くから6日にかけ、局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降ると予報。「6日にかけ予想される1時間降水量は多い所で70ミリ、6日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で200ミリとなっています。大阪府北部の地震による被災地では瓦、看板、ガラスの落下や屋根のシートが飛ばされるなどのおそれがあるため、災害復旧活動には十分注意してください」と注意を呼びかけている。
兵庫県は、神戸市中央区の11世帯17人に避難指示、神戸、西宮、芦屋の3市の6万780世帯、合わせて13万1493人に避難勧告を発令している。 JR線など一部交通機関にも影響が出ている。JR西日本によると、5日午後4時35分現在、大雨の影響で北陸線の敦賀駅~長浜駅間、琵琶湖線の長浜駅~米原駅間、湖西線の近江塩津駅~近江舞子駅間、JR宝塚線の宝塚駅~新三田駅間で終日運転を見合わせている。また、大阪と金沢を結ぶ特急「サンダーバード」なども運休している。詳しい運行情報は、JR西日本公式サイトまで。