六甲山小で恒例の「火入れ式」 児童約30人が火起こしに挑戦 神戸
冬の到来を前に、標高約800メートルの六甲山上にある神戸市立六甲山小学校（同市灘区）で23日、児童が起こした火種を玄関ホールの石造りのストーブに入れる「火入れ式」が行われた。 二十四節気の一つ「霜降（そうこう）」（23日）に合わせた同校の恒例行事。低学年の児童らが「頑張れ、燃えろ」と声援を送る中、4～6年の約30人が木の棒と板を擦り合わせ、火起こしに挑戦。火がつくと、児童から「やった」との歓声や拍手がわき起こった。 火種はろうそくからトーチに移され、児童の「頑張れ」コールの中、ストーブに点火。火起こしに参加した6年の広瀬珠子さん（12）は「火がついたときはうれしかった。低学年の応援が励みになった」と笑顔で話した。
