第94回選抜高校野球 課題こそ成長の糧 東洋大姫路、センバツ控え対外試合 /兵庫
選抜大会第3日の第3試合(20日午後2時開始予定)に初戦を迎える東洋大姫路は、対外試合が解禁となった5日、同校野球部グラウンド(姫路市打越)で滝川第二と2試合を戦った。 1試合目はエースで右腕の森健人投手(2年)が先発し、左腕の高橋蓮至(れんじ)投手(同)が継投。4安打だった打線はつながらず、0-0で引き分けた。ベンチメンバーを競わせる狙いもあった午後の2試合目は、選手を何人も入れ替えた。守備ではエラーで失点し、打撃でも犠打ミスをしたり打ち取られたりした。林優希選手(同)の左中間三塁打で一矢報いたが4-1で負けた。 藤田明彦監督(65)は「レギュラーはきちんと守り、森と高橋が無四球だったのは収穫。打撃は捉える精度がまだまだ」と課題を明確にした。森投手は「立ち上がりは大胆にと思って登板したがフォームが崩れた」と課題を語った。チームは試合後、すぐに走塁やバント、フィールディングの練習に入った。【後藤奈緒】 〔播磨・姫路版〕