チームメートから胴上げされる増田（撮影・持木克友）

　「西武１－５ロッテ」（２８日、ベルーナドーム） 　試合後に今季限りで現役を退く西武・増田達至投手の引退セレモニーが行われた。増田の功績をたたえる名場面映像の後、野球界や各界の著名人からの惜別メッセージ映像が場内に流された。 　その１番手に「チャオ！ミルコです」と登場したのがミルコ・デムーロ騎手。「長いお仕事お疲れさまでした。１２年でやってとても大変でよく分かります、ジョッキーもすごい大変な仕事だから。クローザー１２年でやってすごい辛いこと、わかります。長いことお疲れさまでした。次の人生もとっても大事だから本当に楽しんでください。頑張ってください。また一緒に運動しましょう。チャオ！」と流ちょうな日本語でメッセージを送った。 　突然の騎手の登場にＳＮＳでも驚きの声が。「なぜデムーロｗｗ」「何繋がりよ」「自主トレ仲間なんか？そこしか接点が浮かばんのだが」「久々にデムーロ喋ってる姿をまさかこんなところで見るとは」「増田さん引退の挨拶　まさかのデムーロさん」などとコメントが寄せられた。 　増田は２０２０年に３３セーブを挙げて最多セーブに輝くなど、１２年間で球団記録の通算１９４セーブをマーク。この日は七回に３番手でマウンドへ上がり、岡に左前打を打たれた降板した。 　増田は引退セレモニーで球団やこの日の対戦相手であるロッテ、家族への感謝を述べた後、「温かく応援してくれるファンの皆さまに勇気をもらい続けました。一生に積み重ねてきた１９４の喜びは僕の財産です。ありがとうございました」などとあいさつし、別れを告げた。