広島・新井貴浩監督

■プロ野球　広島5ー4巨人　（21日　マツダスタジアム） 広島は巨人に3点差を逆転、4連敗で止め65勝62敗5分の貯金3とした。これで9月は4勝14敗。DeNAが阪神に延長戦の末、敗れたため3位に浮上した。1ー4で迎えた8回に秋山と小園のタイムリー、ライト・浅野の失策で同点に追いつくと末包が決勝タイムリーを放った。5ー4で迎えた9回は守護神・栗林が9月11日・巨人戦で6失点を喫して以来の登板。代打・中山を投直、丸を二ゴロ、浅野を空振り三振抑え38セーブ目。島内が9勝目（6敗）。 先発・アドゥワは今季18度目の登板、試合前まで6勝4敗、防御率3.21。前回の9月11日・巨人戦（マツダ）は6回を2安打無失点で勝ち負けつかず。今季の巨人戦は5度目、2勝0敗、防御率1.40だった。 アドゥワは1回1死から浅野に四球、吉川に右安打で1死一・二塁とすると岡本和にレフトへタイムリーを飛ばされ、あっさり1点を先制される。坂本、岸田の後続は抑えた。 スタメンは野間、堂林がベンチ。1番レフト・二俣、2番ショート・矢野、3番センター・秋山、4番サード・小園、5番キャッチャー・坂倉、6番ライト・末包、7番セカンド・菊池、8番ファースト・林、9番ピッチャー・アドゥワのオーダーを組んだ。 巨人の先発・横川に1回、二俣は見逃し三振、矢野は遊ゴロ、秋山は二ゴロと3人で終わる。2回の攻撃は1死から坂倉が右安打も末包は空振り三振、菊池は右飛とつながらない。 アドゥワは3回、浅野を捕邪飛、吉川を二ゴロ、岡本和を二飛と上位打線を3人で抑え4回も坂本、岸田、オコエを凡打に打ち取った。 4回の攻撃は先頭・矢野が三内安打も秋山は二ゴロ併殺打、小園は一ゴロと好機を作れない。 アドゥワは5回、先頭・門脇に中安打、横川の犠打で1死二塁から丸のセンターへ抜けそうな打球を矢野が好捕する。だが続く浅野にレフト線にタイムリーツーベースを運ばれ、0ー2となる。 打線は5回1死から末包が中安打だが横川に一塁で牽制死、前日の坂倉に続く牽制死。2死から菊池がライトへツーベースも林は一ゴロとちぐはぐな攻撃となった。 アドゥワは6回、先頭・岡本和に左安打、2死後にオコエにライトへツーベース、門脇を申告敬遠で2死満塁から横川にライトへタイムリーを運ばれ、0ー3となる。 アドゥワは6回を101球、8安打、2四球、1奪三振の3失点（自責3）で降板。 6回の攻撃は先頭の代打・上本が左安打にオコエの失策で無死二塁から二俣、矢野は凡退も秋山がライトへタイムリーを打ち返し、1ー3とした。 7回は2番手・森浦が丸、浅野、吉川を1番からの巨人打線を三者凡退に抑えた。7回の攻撃は巨人2番手・バルドナードに坂倉と末包は連続空振り三振、菊池は右飛と走者を出せない。 8回は3番手・島内が岡本和に左安打、坂本に左中間にツーベースで無死二・三塁から岸田を浅い右飛もオコエの遊ゴロ間で1点を失い、1ー4となった。 8回の攻撃で巨人3番手・ケラーに先頭・林が左安打で代走・韮澤、代打・野間は空振り三振、二俣は右飛も矢野が右安打で2死一・三塁に。秋山がライトへタイムリーを弾き返し4ー2とする。 秋山の代走・羽月が二盗を決め2死二・三塁と一打同点の場面で小園は巨人4番手・高梨からライトへ2点タイムリーを打ち返し、浅野が後逸し4ー4の同点に追いつく。坂倉が四球で2死一・三塁から末包が代わった船迫からレフト前にタイムリーを落とし、5ー4と勝ち越した。