いじめ第三者委調査を評価、熊本 両親「学校通う手助けになった」
熊本県北部の町立小学校で2022年、いじめを原因に長期欠席した児童の両親が4日、熊本市で記者会見を開いた。町が設置した第三者委が今年3月にまとめた調査報告書を評価した上で、児童が登校の意欲を示しており「調査してもらったことが学校に通う手助けになったと思う」と述べた。 報告書は21年4月以降、別の児童が児童の体を棒でつついたり、首をつかんだりといった行為をいじめと認め「不登校に影響を及ぼした可能性が高い」と説明。学校には「初期対応を誤った」と指摘した。 町教委によると学校は22年7月、倒れ込んだ児童の背中に複数児童が乗った行為をいじめとして教委に報告。児童は適応障害の診断を受けた。