「万博の安全確保が最重要課題」 大阪府警本部長、年頭視閲式で訓示
大阪府警の年頭視閲式が9日、大阪市中央区の大阪城公園で行われた。警察官約650人や白バイやパトカーなどの警察車両、警察犬が隊列を組んで行進。会場上空には府警のヘリコプター3機も飛来し、見守った府民らに日ごろの訓練成果などをアピールした。 岩下剛本部長は訓示で、府警として昨年はSNS型投資詐欺の拠点摘発や犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)事件などで成果を上げたと説明。今年の取り組みとしては「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)を挙げ、「組織的な取り締まりを強化、徹底しなければならない」と強調した。 また、今年4月に開幕する2025年大阪・関西万博について「国際的にも高い注目を集めている。万博の安心安全の確保は府警に課せられた最重要課題の一つだ」と述べた。