高木豊氏「そうはさせじと巨人が獲った」中日退団マルティネス大争奪戦を解説 大勢は八回?「査定の部分で納得させるのかな」
元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が15日、自身のYouTubeチャンネルを更新。中日を自由契約となり巨人入りが報道されたライデル・マルティネス投手について言及した。 【写真】巨人入り報道のマルティネス 台湾では高橋宏と談笑 2人ともめっちゃいい笑顔 水面下で繰り広げられた争奪戦がついに決着。高木氏は「決まったね。中日には戻らないだろうと。巨人かDeNAか、おそらく二択だった。ソフトバンクが撤退したからね」と、振り返った。 巨人に強力リリーフが加わることになり「大勢、ライデル、どっちが抑えでも隙がなくなるなという感じ。その前にケラー、バルドナードもいて。相手のチームは五回までに点を取らないと逃げ切られてしまう。あくまで全員がいいという想定の中でだけど、そのくらいの投手陣」とした。 マルティネスの起用法については「抑えという契約条件の中で契約していると思う」としたが、巨人には今季29セーブの大勢もいる。「大勢は先発はないと思う。8回とか。あれだけの抑えがいながらマルティネスを獲る。八回より九回のほうが査定が高い。査定の部分で納得させるのかな。そんな感じもする」と語った。 マルティネスを巡り、中日は4年40億、DeNAも獲得を目指していると報じられてきた。セ3球団が争い、「巨人も必死だったと思うけど、DeNAが獲っていたら相当強力な投手陣になっている。森原ひとりでは、という不安もある。(マルティネス獲得で)完全に優勝を狙える形が見えたが、そうはさせじと巨人が獲った。そういう戦いもある」と、ストーブリーグならではの戦いを解説した。 高木氏はマルティネスが中日、DeNAより巨人を選択した理由などにも触れ、「環境含めてジャイアンツを選んだのかな。巨人が一歩先んじた。来季の巨人が楽しみになった」と笑った。