バイデン氏、ネタニヤフ氏と協議-ラファ侵攻への反対姿勢を確認
(ブルームバーグ): イスラエル国防軍がパレスチナ自治区ガザ南部ラファの民間人に対して退避を呼び掛ける中、バイデン米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は6日に電話会談を行った。両国の複数当局者が明らかにした。
イスラエル軍、ガザ南部ラファで退避を呼び掛け-攻撃の前触れか
バイデン氏は大規模な地上侵攻に反対する米国の立場を改めて表明し、ケレム・シャローム検問所からの人道支援物資搬入を認めるようネタニヤフ氏に求めた。ホワイトハウスによれば、ネタニヤフ氏は人道支援のための通路を確保することで合意。人質解放と停戦を巡る交渉についての最新情報を受け取ったとも述べたという。
バイデン氏は6日遅くにヨルダンのアブドラ国王と会談し、ガザでの紛争について協議する予定となっている。エジプトとカタールが仲介したイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉は週末に膠着(こうちゃく)状態に陥ったとみられる。ハマスは米国や欧州連合(EU)からテロ組織に指定されている。
原題:Biden, Netanyahu to Speak as Israel Tells Gazans to Leave Rafah(抜粋)
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Jordan Fabian