「嘘解きレトリック」「うそが分かるってことは、本当が分かるってことでしょ」「もう凶悪犯とか、男女のドロドロとかいらない」
ドラマ「嘘解きレトリック」(フジテレビ系)の第10話が、9日に放送された。 鈴鹿央士と松本穂香の共演で、都戸利津氏の人気コミックを実写ドラマ化した本作は、昭和初期を舞台に、貧乏探偵と人のうそが聞き分けられる奇妙な能力者が活躍するレトロミステリー。(*以下、ネタバレあり) ある日、倉田タロ(渋谷そらじ)と会った鹿乃子(松本)は、「サンタクロースに何をお願いしたの?」と聞かれる。「サンタクロース?」と聞き返す鹿乃子。タロは鹿乃子がクリスマスを祝ったことがないと知って、あることを思いつく。 タロは母のヨシ江(磯山さやか)に、「くら田」で鹿乃子のためにクリスマス会を開くことを提案。鹿乃子には内緒で、父の達造(大倉孝二)に料理を作ってもらい、左右馬(鈴鹿)はもちろん、端崎馨(味方良介)たちにも飾り付けを協力してもらう。後に企画を聞かされた左右馬は渋い顔。うそを聞きわける力を持つ鹿乃子に内緒事は難しいからだ。 そんな中、左右馬が稲荷を掃除していると、婦人に声をかけられた。左右馬は祝探偵事務所への行き方を尋ねる婦人が鹿乃子の母・フミ(若村麻由美)だと気付く。 放送終了後、SNS上には、「大きな謎解きもないのに、ほっこりとするすてきなお話だった」「今回も温かい気持ちになれる話だった。鈴鹿央士と松本穂香の素がにじみ出ているような優しいドラマ。次回で最終回だけどずっと続いてほしい」「今回は若村麻由美さん演じる鹿乃子のお母さんがとてもよかった」「来週最終回で寂しい。気軽でかわいくて面白かった」「来週で最終回だけど2期があってもいいなと思う作品。ホッコリする」「昭和レトロな世界観が美しく、見ているだけで心が安らぐ」などのコメントが上がった。 また、「左右馬は実によく鹿乃子のことを見ているのだと感じた」「左右馬と鹿乃子のコンビネーションが最高。細部にこだわった演出が素晴らしい」「『うそを暴かれるより、本当のことを信じてもらえない方が面倒なんです』『うそが分かるってことは、本当が分かるってことでしょ』今回も左右馬のすてきな言葉がたくさんあったね」「『優しい世界、全員かわいい、こういうのがいい。もう凶悪犯とか、男女のドロドロとかいらない』とわが家の大人たちが絶賛している」などの声もあった。 また、「昭和初年で庶民がクリスマス祝っていたのか、うそだろと思って調べてみたら、本当にやっていた」「タロ坊にほれそう。何ていい子なんだ」「最終回、加藤小夏さんが出る」といったコメントもあった。