最低映画の祭典ラジー賞、『プー あくまのくまさん』が最多5部門受賞
第44回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)が発表され、『プー あくまのくまさん』がノミネート10部門中5部門に輝き最多受賞となってしまった。その年の最低映画や演技を選ぶ不名誉な同賞では、英作家A・A・ミルンの名作『くまのプーさん』の著作権が切れたことを利用して製作された同スラッシャー映画が最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞を含む5部門を受賞、『エクスペンダブルズ ニューブラッド』がシルベスター・スタローンの最低助演男優賞、ミーガン・フォックスの最低助演女優賞と2賞で続いた。ミーガンは、『バトル・オブ・ザ・キラーズ』で最低主演女優賞に輝きダブル受賞、最低主演男優賞は『マーシー』のジョン・ヴォイトに渡った。 「怖くもなければ笑えるところもないという恐ろしいコンビネーション」などと評価されていた『プー あくまのくまさん』だが、最低監督賞に輝いたリース・フレイク=ウォーターフィールドは、それにもめげず同作の続編や、長年子供たちに愛されてきたバンビやピーター・パンといったほかのアニメキャラクターを題材にしたホラー映画の製作を発表している。 (Bang Media/アフロ)