米シティ、2万人削減 10~12月期純損益は赤字に
【ニューヨーク共同】米金融大手シティグループは12日、2026年までに全従業員の約8%に当たる2万人を削減する方針を明らかにした。フレーザー最高経営責任者(CEO)が進めてきた組織再編の一環で、コスト削減を進めて低迷している業績の改善を目指す。欧米メディアが伝えた。 シティグループが12日に発表した23年10~12月期決算は純損益が18億3900万ドル(約2700億円)の赤字と、前年同期の25億1300万ドルの黒字から転落した。昨年の米地方銀行の相次ぐ経営破綻を受けた関連費用や、組織再編に伴うコストの計上などが響いた。