結婚した場合と生涯独身を比べると「必要なお金」は具体的にどのくらい違いますか?
※株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏」より筆者作成 ■出産や子どもの教育にかかる費用 厚生労働省の「出産費用の実態把握に関する調査研究(令和3年度)の結果等について」によると、公的病院の出産費用(室料差額等除く)は45万2000円、全施設の出産費用(室料差額等除く)は46万7000円とのことです。 また、文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査の結果」によると、幼稚園から高等学校までの15年間にかかる学習費総額の内訳は、図表4のとおりです。 【図表4】
※文部科学省「令和3年度子供の学習費調査の結果」より筆者作成 幼稚園から高等学校までの15年間に加えて、子どもが大学に進学した際には、さらに教育費がかかることになります。日本政策金融公庫の令和3年度「教育費負担の実態調査結果」によると、国公立大学の1年間の在学費用は103万5000円(入学費用67万2000円)、私立大学文系は152万円円(入学費用81万8000円)、私立大学理系は183万2000円(入学費用88万8000円)とのことです。
結婚した場合と独身に必要なお金を理解して自分に合ったライフスタイルを選ぼう
結婚した場合と独身を比べると、生活費は1人分のみで、結婚式や出産、子どもの教育にかかる費用が発生しない独身のほうがかかるお金は少ないです。しかし、独身の場合は、老後生活を過ごすに当たって、頼れる家族が居ない、生活費を誰かに工面してもらうことは難しいことを想定する必要があります。 結婚した場合と独身のままでいるのとでは、どのくらいのお金がかかるのか、それぞれのメリットやデメリットを理解し、自分に合ったライフスタイルを選んでみてください。 出典 厚生労働省 出産費用の実態把握に関する調査研究(令和3年度)の結果等について 総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2023年 総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2023年 日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」 文部科学省「令和3年度子供の学習費調査の結果」 株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部