健やかな成長願う 七日節句「ナンカンジョセ」 奄美各地
7日は子どもの健やかな成長を願うナンカンセック(七日節句)。鹿児島県奄美群島の各地では、晴れ着で着飾った数え年7歳の子どもたちが家族と神社に参り、親戚宅などを回ってナンカンジョセ(七草雑炊)をいただく光景が見られた。 龍郷町赤尾木の蘇梅清さん(35)、瑠璃さん(33)夫妻の次女、菊乃ちゃん(6)は、家族5人で奄美市名瀬の高千穂神社を参拝し祖父母宅を訪問。数え年7歳を迎えた昨年は体調を崩していたため、1年遅れで節句を祝った。 姉妹とおそろいの大島紬でかわいらしく着飾った菊乃ちゃんは、雑炊と祝儀が載ったおぼんを祖母から受け取り満面の笑顔を見せた。自転車に乗ることが好きで、将来の夢は「化石の研究者」だという。4月からは小学生。楽しみなことは「お姉ちゃんと一緒に歩いて学校に行くこと」。 両親は「伸び伸びと自分らしく成長してほしい。今年も笑顔が絶えないにぎやかな家族でいられたら」と目を細めた。