井上尚弥、PFP2位に後退 4団体世界ヘビー級統一王者ウシクが1位に浮上
ボクシング界で最も権威がある米国の老舗専門メディア「ザ・リング」は19日(日本時間20日)、全階級を通じたプロボクサー最強ランキングの「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」を更新。4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=は前回の1位から2位に後退した。1位には4団体世界ヘビー級統一王者のオレクサンドル・ウシク(37)=ウクライナ=が3位から浮上した。 【写真】4団体世界ヘビー級統一王者のオレクサンドル・ウシク 井上は9日(同10日)に2022年6月に日本選手初の1位となり、同8月に2位に後退して以来、約1年9カ月ぶりの1位返り咲きを果たしていた。ウシクは18日(同19日)に4団体世界ヘビー級王座統一戦で、WBC王者だったタイソン・フューリー(35)=英国=に2-1の12回判定勝ち。ヘビー級史上初の4団体統一戦を制し、史上3人目の2階級での4団体統一王者となった。 プロ戦績は井上が27戦27勝(24KO)、ウシクが22戦22勝(14KO)。 最新の「ザ・リング」PFPは下記のとおり。かっこ内は前回順位。 ①オレクサンドル・ウシク(ウクライナ、3) ②井上尚弥(日本、1) ③テレンス・クロフォード(米国、2) ④サウル・アルバレス(メキシコ、4) ⑤アルツール・ベテルビエフ(ロシア、5) ⑥ドミトリー・ビボル(ロシア、6) ⑦エロール・スペンス(米国、7) ⑧ジャーボンテイ・デービス(米国、8) ⑨ジェシー・ロドリゲス(米国、9) ⑩中谷潤人(日本、10)