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違法薬物を購入した疑惑で辞任した精密機器大手オリンパスのシュテファン・カウフマン前社長が、コカインなどと認識した上で薬物を譲り受けたとして12日、警視庁に書類送検されたことがわかりました。 麻薬特例法違反の疑いで書類送検されたのは、精密機器大手オリンパスのシュテファン・カウフマン前社長（56）です。 捜査関係者によりますと、カウフマン前社長は2022年9年ごろから今年2月ごろにかけて、複数回にわたり東京都内で違法薬物のコカインやMDMAと認識した上で、自称カメラマンの金子高明容疑者（44）から、薬物を譲り受けた疑いがもたれています。 警視庁は今年6月にカウフマン前社長の自宅を家宅捜索していて、その際は違法な薬物などは押収されなかったということですが、金子容疑者がオリンパス社へ宛てた手紙の内容や、カウフマン氏の供述などから譲り受けた疑いが強まったとして12日、書類送検したということです。 カウフマン前社長は警視庁の任意の調べに「金子容疑者から違法薬物を購入していた」「1回あたりコカイン0.1グラムから0.2グラムほど、 MDMAは1錠ほど受け取っていた」という趣旨の話をして、容疑を認めているということです。 事件を巡っては違法薬物の売人とみられる金子高明容疑者が、コカインやMDMAと認識した上で前社長に薬物を譲り渡したとして7日に逮捕されています。