サンパークに「レノファ神社」開設 〝ご神体〟にJ1昇格願う【山陽小野田】
サッカーJ2レノファ山口のJ1昇格を後押ししようと、おのだサンパークの2階に「レノファ神社」が開設されている。熱烈なサポーターや買い物客が〝ご神体〟の大絵馬の前で手を合わせ、チームの躍進を願っている。 「必勝!レノファ山口」の文字が踊る大絵馬は、有帆の熊野神社(松田正寛宮司)で参拝者が応援メッセージを寄せ書きしたもの。2月に練習拠点の市立サッカー交流公園「おのサン サッカーパーク」のクラブハウスに展示した。 今季はリーグ戦で快進撃を続け、終盤を迎えてJ1昇格の可能性を残す中で、サンパークを運営する小野田商業開発(藤田敏彦社長)が関係者の許可を得て、より多くの人が集まる同店に移設。絵馬をご神体に、チームカラーのオレンジ色に塗られた高さ2・2㍍の鳥居を設けた。市のご当地シャレン選手、MF池上丈二選手とDFへナン選手ののぼり旗も鳥居のそばに置いた。 選手の写真、試合や練習中のスナップ写真、ユニホームなども飾り、応援ムードを盛り上げている。折り紙で作った絵馬に応援メッセージを書いて飾る無料コーナーでは連日、大勢の人がペンを走らせている。 ご利益が現れたのか、開設翌日の8月24日にはV・フォーレン長崎戦に2-1で逆転勝利を収めた。 本坪鈴の代わりに鳥居につるされたベルを鳴らして応援していた江田幸子さん(40)=宇部市上条=は「小学生の息子2人がレノファのファンで年間10試合ぐらいスタジアムで応援している。J1に連れて行ってほしい」と願った。石丸美代子さん(72)=山陽小野田市日の出3丁目=も「地元で練習しているので応援している」と話した。 同社開発部の中川善雄課長は「練習を見に行ったファンや選手の家族も大勢、店を訪れている。ぜひ神社でJ1昇格を祈願して」とPRする。神社は11月中旬まで開設する。