カイル・チャンドラー、新DCドラマ「ランタンズ」でハル・ジョーダン役に
米ベテラン俳優のカイル・チャンドラーが、DCコミックスの実写ドラマ「ランタンズ(原題)」で主人公ハル・ジョーダンを演じることが決定したと、米Deadlineが報じている。 「ランタンズ(原題)」は、DCスタジオの新しい共同会長兼CEOであるジェームズ・ガンとピーター・サフランが主導する、新DCユニバースの重要な一角を担う作品だ。全8話で構成される本シリーズは、ハル・ジョーダンとジョン・スチュワートという2人のグリーン・ランタンを主人公に据え、「True Detective」風のリアルな探偵ミステリーが描かれるという。 グリーン・ランタンとは、DCコミックスの人気キャラクターで、宇宙全域における唯一の警察組織「グリーン・ランタン・コープス」のメンバーだ。彼らは宇宙で最も強力な武器であるパワーリングを身につけ、純粋なエネルギーから望むものを作り出す能力を持つ。その力の限界は、持ち主の想像力と意志の強さにのみ制約される。 ハル・ジョーダンは、無謀なテストパイロットからグリーン・ランタンへと転身した人物。一方、ジョン・スチュワートは元海兵隊員で、DCコミックスの初期の黒人スーパーヒーローの一人だ。 ガンとサフランは発表時のコメントで、「ジョン・スチュワートとハル・ジョーダンはDCで最も魅力的なキャラクターの2人です。『ランタンズ(原題)』は彼らに命を吹き込み、来年夏公開の『SUPERMAN』とともに立ち上げる統一されたDCUの基礎となる独創的な探偵物語を提供します」と語っている。 チャンドラーは、米ドラマ「フライデー・ナイト・ライツ」でのコーチ・エリック・テイラー役で広く知られ、同役でエミー賞を受賞。その後、Netflixスリラー「ブラッドライン」で2度のエミー賞ノミネートを果たした。近年では「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」や「ゴジラvsコング」といった大作映画にも出演している。 本作の制作総指揮には「ウォッチメン」「LOST」のデイモン・リンデロフ、「オザークへようこそ」のクリス・マンディ、コミック作家のトム・キングが名を連ねる。マンディがショーランナーを務める。 「ランタンズ(原題)」は、グリーン・ランタンの実写化としては2011年の不評だった映画版以来となる。撮影は2025年1月からアトランタで行われる予定。