マイクロトランザクションはもうマイクロじゃない?どうして高額な帽子パックを買うの?課金についてゲーマーたちが意見を交わす
Can we stop using the term ”Microtransactions” byu/Wild_Thylacoleo ingaming マイクロという言葉は百万分の一を示す単位で、転じてとても小さいことを意味する言葉として使われています。ゲームでは"マイクロトランザクション"という言葉がよく聞かれますが、これに異論を唱える議論が海外掲示板Redditで見られます。 【画像全2枚】 もうマイクロじゃない? このトピックは、「"マイクロトランザクション"という言葉を使うのをやめられないだろうか。もう"マイクロ"ではない。以前は数ドル程度のことだったけれど、今では20ドルから80ドルのスキンパックがあるようになってしまった。本当に"マイクロ"な取引もあるけど、AAAのライブサービスゲームの高額なすべてのものを過小評価している。ゲーム会社自身もマーケティングで高額なコスメティックアイテムを"マイクロ"だと言っている。これを正確に表す別の言葉が必要じゃないだろうか?」との意見から始まります。これに多くの海外ゲーマーも共感したようで、活発な意見が交わされています。 価格ではなく、得られるコンテンツの内容を指しているのかも? 「マイクロは価格ではなく、得られるコンテンツのことなんだよ」という意見や、「ハハハそうだね。私の意見ではそれは単にDLCであるべきだ。それが無料のコンテンツなら、それは無料DLCだ。」「なら、別の言葉を使おう。マイクロトランザクションという言葉は明らかに取引を指しているからだ。」との会話があり、違う言葉で言い表すべきではないかとの意見がありました。「取引は小さい!本当に小さい!ほんの少しのビットで、すべてデジタル!1と0がいくつかあるだけだ。あるCEOより」他の人の言葉を引用した人物も見られました。誰なんだろう… とんでもない帽子パックに60ドル 「私は同意するよ。 ユーザーがいくら払うのかが問題で、(私にとっては意外なことだが)とんでもない帽子パックに60ドル払って喜んでいるプレイヤーがまだ大勢いるんだ」や、「『Dead by Daylight』では現在、数ヶ月有効なバトルパスがあります。開始から1、2日で最終tierのアイテムを手に入れる人もいます。初日に全てを解除するには少なくとも$110がかかります。バトルパスはプレミアムを解除するのに$10かかりますが、その$10はゲーム内通貨で回収できるので実質無料です。それでも人々は初日にコスメティックアイテムを手に入れるために$100以上を費やします」 派手なコスチュームを着たアバターを見ると、結構お金使ってるんだろうなと思うことがありますね。実は、ゲーム実況のために他のキャラと見分けがつきやすくしているのかな?と思うこともあります。 大口課金者が支えるビジネスモデル 「こういうことがなぜ生まれたのか、何がそれを持続可能にしているのか、そしてなぜ決して消えないのか。これらは常にクジラ(大口課金者)のおかげで機能してきました。多くのお金を無駄遣いでき、簡単にお金を使うことに依存してしまう人々がいて、彼らから最も効果的にお金を得る方法を知るために、数々の研究と心理テストが行われました。彼らだけがこれらのゲームの売上を支えています。私たちの大多数がこれらにお金を使うのをやめたとしても、こういうゲームがなくなることはありません。なぜなら、クジラたちはお金を使い続けるからです。彼らにとっては50セントのキャンディーを買うようなものです。彼らがその意味を気にする理由はなく無駄に使えるお金があり、彼らに瞬時の喜びをもたらし、彼らの生きがいになるのです。」 いわゆる廃課金者は本当に、けた違いの金額をゲームに投じることがありサービス終了の時はその課金者にお礼のコンテンツが作られることもあるとか。今日もクジラたちは課金をしているのでしょう。それにしても、マイクロトランザクションという名称を変えるとしたらどうなるのでしょう。ビッグトランザクション?スーパーメガトランザクション?名前を変えてゲーマーたちの行動は変化するのか、興味深い指摘ではないでしょうか。 なお余談ですが、Steamストアを眺めてみるとシステム上はマイクロトランザクションという語句は使われておらず「アプリ内購入」で統一されています。
Game*Spark HATA
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