新エンジンV型4気筒は212PSを発揮! CFMOTOが次世代1000ccスーパースポーツを公開
中国発のCFMOTOが、ミラノショーにて新型エンジンを搭載するスーパースポーツのコンセプトモデルを発表した。1000ccV型4気筒のエンジンに、巨大なウィングレットを備えるGPマシンさながらのスタイルだ。 【画像】1000ccV型4気筒「V.04」をギャラリーで見る(8枚) 文/Webikeプラス 編集部
1000ccV型4気筒「V.04」エンジン公開!
中国、温州のCFMOTOは、近年日本でもその姿を見る機会が増えてきたメーカーだ。レトロなフルカウルスポーツ「500 VOOM」や、ミドルクルーザー「250CL-C」など、日本のファンにも気になるスタイルのモデルを多数投入、注目が集まってきている。 そんなCFMOTOは、現在開催中のミラノショー(EICMA)2024にも出展中。新モデルを多数公開しているが、同時に新型エンジンを搭載するスーパースポーツのコンセプトが登場した。なんとV型4気筒DOHC997ccに156kW(約212PS)/14500rpmという、強力なスペックを持つリッターモデルだ。 CFMOTOのラインナップは、これまでも小排気量からビッグクルーザーまで拡大を続けてきていたが、スポーツモデルは675ccまでのミドルクラスがメイン。MOTOGPには250ccクラスのMOTO3に参戦中だ。今回登場したリッターV4エンジンと、これを搭載するスーパースポーツが登場すれば、世界の強豪メーカーとの土俵に立つことになるだろうか!?
ヤマハとの提携で技術力をさらにアップ! 躍進を狙う
CFMOTOの積極的なスポーツエンジン開発の背景は、ヤマハとの合弁パートナーであることも無関係ではないだろう。ヤマハは1983年から「重慶YAMAHA」ブランドで中国生産を行っているが、2023年にその合弁先が新たにCFMOTOに変更されている。それ以前の2021年に公開されたCFMOTOのコンセプトモデル「SR-C21」は、当時エンジンは非公開。今回登場した新コンセプトではこれをブラッシュアップし、1000ccV4エンジンがついに完成したのだ。今後はレース参戦か? 市販化の見込みはあるのか? 詳報に期待していきたい。
Webikeプラス編集部