裏金問題めぐり「西村王国」に異変 兵庫9区の王者に逆風 新人3人が前職に挑む【衆院選2024】
■4人の子どもの父親 立憲民主党・橋本慧悟さん「子育て支援」訴える
そんな、”西村王国”に攻め入るのは3人の新人。 立憲・橋本慧悟候補:裏金問題、そして政治不信が招かれている状況を許すことができません。今こそこの国の政治を兵庫9区から変えていくんだ。 「裏金問題」にNOを突きつけるのは立憲民主党の新人・橋本慧悟さん(35)。 4人の子どもを育てる父親で、「子育て支援」や「教育の無償化」を訴える。 去年3月、小野市の職員だった橋本さんは去年、兵庫県議会議員選挙に立候補。 泉房穂明石市長(当時):明石の街のために橋本君が必要なんです。やる気の橋本。 情熱の橋本。若さの橋本。 前明石市長・泉房穂さんの強力な支援を受け、選挙区トップでの当選を果たした。 今回も泉人気にあやかりたいところ…ですが。 泉さんはSNSで誰の選挙応援にも入らないと明言。 さらに、追い打ちをかける事態も… ともに、泉さんの支援を受けて当選した丸谷明石市長がなんと、ライバルの西村さんの支援に入ったのです。 立憲・橋本慧悟候補:ご本人の真意は聞けていないので、わかりませんが、率直に残念ではあります。 頼りにしていた助っ人不在で課題となるのは”知名度の低さ”。 顔を売るために昼夜とわず地域のイベントに参加した。 しかし、そこに現れたのは… 無所属・西村康稔候補:おっ、本人、本人。 立憲・橋本慧悟候補:おつかれさまで~す。 立憲・橋本慧悟候補:私は挑戦者ですから、胸を借りるつもりで、全力で真摯にぶつかっていくだけだと思います。
■日本維新の会・加古貴一郎さん 「街づくり」と「曲づくり」で有権者にアピール
維新・加古貴一郎候補:いわゆる裏金の問題、そういったことは私はずっと国家公務員ということでやってきました。当然そういう問題はありませんし、オープンでクリーンな政治ということでしっかりやっていきたい。 日本維新の会から立候補するのは新人の加古貴一郎さん(61)。 選挙で訴えるのは明石や淡路など「播磨灘」を中心としたエリアをリゾート地域に再開発する構想だ。 維新・加古貴一郎候補:このエリアは本当に魅力的なんです。こどもたちが大人になって働ける職場を作っていく。お年寄りになっても豊かに暮らせる環境を作っていく。 加古さんは国土交通省に37年務めた”街づくり”のスペシャリスト。 さらに、もう一つの顔がある。 それが… アーティスト「きいちろ」。 中学生の頃に始めたギターにのめり込み、これまでに作った楽曲は100以上。 この選挙でも、明石と淡路への想いを有権者に伝えるための、オリジナルソングを公開している。 【♪さあ はじめよう】「さあ作り出そう 子供たちの笑顔はじける 明石の町が日本の未来を開く」 「街づくり」とともに、「曲づくり」を続けてきた加古さん。 声にのせた想いは有権者に届くのでしょうか。 維新・加古貴一郎候補:無謀な挑戦に端からは見えたかもしれませんが、僕からすれば相手は強ければ強いほうがいい。 記者:勝率は? 維新・加古貴一郎候補:客観的に見ればかなり厳しいかもしれませんが、主観的に見れば100%です。