嫁×姑の本音トーク「しょせんは赤の他人です!夫の葬儀でお金を要求した姑、3年以上顔を出さない嫁」
イビる姑vs.噛みつく嫁、という対立構造は時代とともに影を潜め、「当たらず障らず」が昨今の主流に。しかし、心地よい距離を保っているように見えても、そこはやっぱり赤の他人。内心思うところもあるのです。嫁側、姑側の言い分を聞いてみると――(構成=上田恵子 イラスト=島内美和子 撮影=本誌編集部) * * * * * * * ◆見栄のために何度も呼び出され 碇 先日、岐阜県に住む義母から夫に電話があり、「検診で病気が見つかった。病状説明に家族のサインが必要だから来て」と言われたんです。でも夫は「仕事で行けない」と。 私だって仕事があるし、行くなら子どもたちの世話を私の親に頼まないといけない。「自分の親のことだろ!」と夫への不満はありましたが、それでもなんとか都合をつけて駆けつけたんですね。 すると担当医が「えっ、わざわざ東京から? 家族のサインは特に必要ないですけど?」と言うじゃないですか。もうガックリきてしまって。高速バスで片道4時間半もかけて行ったのに。 田江 日帰りですか? 碇 はい、交通費1万円以上かけて行って、滞在時間は1時間ですよ。その後も検査だ入院だと、ことあるごとに呼び出されてグッタリ。すぐ近くに義母の兄弟が住んでいるから頼ればいいのに。途中からは、夫に「私はもう行かないから。仕事を休んで自分で行って!」と言いましたけどね。 退院の際も、病院から自宅まで5分の距離なのに「車で送って」と言ってきたので、さすがにブチ切れて、「1000円もかからないんですから、タクシーでお帰りください」と突っぱねました。
木塚 よくぞ言いました! その後はどうなりました? 碇 義母の弟が車を出してくれることになったんですが、今度は私に、「おじさんに一言、『お世話になります』と電話をしなさい」って言うんです。息子に言わせればいいでしょ! イラッとして、「忙しいのでできません!」と返しましたが。 原 お姑さん、きっと周囲の人や身内に「息子夫婦から大事にされている」と思われたいんでしょうね。 木塚 私もそう思います。見栄ですよ、見栄。 碇 見栄! 納得です。その後も「親戚のAさんが亡くなったから、お香典として1万円送れ」とか言ってきて。そもそもうちは姑にも、その親戚の人にも、娘たちの誕生祝いひとつもらったことがないんです。 そんな人のために大事なお金や時間を使う義理はないので、最近は電話もLINEも無視しています。お香典は、「送るなら自分のお小遣いからどうぞ!」と、夫に言いました。(笑)
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