思わず車を止めて立ち寄る美しさ 荒廃地だった河川敷、今や見渡す限りの菜の花畑に
長野県飯山市の千曲川河川敷23ヘクタールで見頃
長野市飯山市常盤小沼地区の千曲川河川敷に咲く菜の花が、見頃を迎えている。22日は曇りがちの空だったが、時折陽光が差すと、一面に広がる鮮やかな黄色い花がじゅうたんのように見えた。 【写真】夫婦で協力して花畑に変えた「ごみ捨て場」。色鮮やかな「じゅうたん」が広がる
観光客「花を育てた方の努力に感動」
菜の花畑は23ヘクタールあり、地元有志でつくる「花咲く会」が20年以上前から荒廃農地を整備して育ててきた。同会の倉科千浩さん(61)は「飯山に来てもらうきっかけになればうれしい」。花は今月中旬に開花し、大型連休ごろまで楽しめるという。 東京都町田市から家族で訪れた大川裕文さん(67)は「とても雄大な景色。花を育てた方の努力に感動した」。観光で県内を回っていた愛媛県四国中央市の佐々木佳代子さん(67)は「車で走っていたら黄色の風景が飛び込んできて思わず立ち寄った。こんなに大規模に咲いているのは初めて見た」と目を丸くしていた。