「これは偶然ではない」移籍後初ゴールのNEC塩貝健人を監督が絶賛! “言語の壁”乗り越え、今後の飛躍に期待大。
オランダKNVBカップ1回戦、NECナイメヘン対PECズヴォレが現地時間29日に行われ、延長戦の末にNECが4-3で勝利を収めた。NECに所属するFW塩貝健人が加入後初ゴールを決め、勝利に大きく貢献した。オランダメディア『Voetbal International』が、ロジャー・マイヤー監督のコメントを伝えている。 この試合には、サッカー日本代表のFW小川航基とMF佐野航大がNECで先発。78分に塩貝が投入されると、88分には小川が貴重な同点弾を決め、試合は延長戦に突入する。103分、塩貝は右サイドに抜け出し、角度のないところから右足を一閃。相手GKは意表を突かれ、ボールはニアサイドに突き刺さった。値千金の勝ち越しゴールを決めた19歳の周りには、祝福の輪が広がった。さらに106分には、小川が1点を追加。相手の反撃を1点に抑えて、NECが4-3で勝利した。 マイヤー監督は試合後、「健人はトレーニングでも今日のようなシュートを決めていた。実際、私はクロスを上げると思ったが、シュートを打った。こういうプレーができると私は分かっていた。これは偶然ではなく、ただただ素晴らしいゴールだ」と、塩貝を絶賛。さらに、「航基と航大とは違う性格の持ち主で、健人とは少しコミュニケーションが取りにくく、言葉で伝えられないとさらに難しい。それでも、試合後のハグで、彼も理解してくれたと思う(笑)。いつもは航基や航大が通訳として助けてくれる」と、苦労を重ねつつも、着実に成長していることを明かした。
フットボールチャンネル編集部