メキシコGPでは初日から好調ぶりを示した角田裕毅／Red Bull Content Pool

2024年F1第20戦メキシコGP初日のセッションを終え、角田裕毅がコメントを発している。 角田はFP1では3番手、来季の新タイヤテストが軸となった90分のFP2でも3番手と、初日はいずれもトップ3に食い込んだ。アルファタウリ時代の昨季もメキシコGPではトラック適性の高さを感じさせていたが、VCARBとなった今季も上位勢に割って入るFP1&2内容となっている。 金曜日のセッションを終え、角田は「今のところ、とても良いスタートだと思う」と述べている。チーム公式メディアがその言葉を伝えた。 「今季、初めて両セッションで3番手となりましたし、素晴らしい一日になったと思う。FP1ではトラックへと出るとともに、すぐに良いフィーリングを得ることができた」 「FP2はピレリのタイヤテストとなりましたが、再びトップ3に入ることができて良かったです。土曜日はさらなる改善を目指して、マシンの微調整ができればと思っている」

FP1＆2終了時、国際映像でも角田のトップ3入りは顔写真入りリザルトでクローズアップされた／DAZN

「予選ではQ3が目標です。今のところ中団勢のトップで戦えることができていますが、この位置が僕たちの望んでいるポジションです。特にチャンピオンシップではハースと6位の座を争っていますし、また土曜日にどうなるかを見てみたい。気を引き締めて頑張るつもりです」 今季、角田裕毅はドライバーズランキング10位の位置で戦っていたが、ハンガリーGP以降はポイント圏内でのフィニッシュができず、ニコ・ヒュルケンベルグとランス・ストロールに抜かれて総合12位にポジションを落とした。 コンストラクターズランキングでもVCARBは長らく6位に付けていたものの、アメリカGPでハースに抜かれ、7位に転落している。 今回、好調ぶりを見せているメキシコGPでしっかりポイントを稼ぎ、角田としても結果を出したいところ。土曜日のFP3と予選でもしっかり上位勢に迫る走りを見せ、決勝に向けて弾みをつけられるのか注目だ。