VCARB幹部「ユウキは新しいフロア…リアムはブラジルから」メキシコGP金曜TOP3の角田裕毅、僚友とフロアが新旧異なると証言|F1
2024年の第20戦メキシコGP金曜日のセッションを終え、VCARB幹部がFP1とFP2でともに3番手と上位勢に迫る走りを見せた、角田裕毅について言及している。 角田はFP1においてジョージ・ラッセル、カルロス・サインツに続く3番手。ピレリのタイヤテストとなったFP2では、サインツ、オスカー・ピアストリに次ぐ3番手となった。 FP2終了後、VCARBのレーシングディレクターである重鎮アラン・パーメイン氏はチーム公式メディアを通じて、このように語っている。 「我々VCARBにとっては非常にスムーズな内容の金曜日になったと思う。このような位置で戦い続けることが、我々の望むポジションだ」 「FP2では他のチームと一緒にピレリのタイヤテストを行ったので、当然通常のデータ収集とは走行スケジュールが異なった。FP1ではレースタイヤのバランスについてできる限りのことを学び、通常より少し長めに、燃料を多めに積んだ状態で走行し、FP2ではピレリのプログラムに従った形になる」
VCARBとしては、角田が立て続けに3番手だった一方、僚友リアム・ローソンはFP1で9番手、FP2で10番手という内容だった。だがこの差には、マシンのアップデート状況が違うという理由もあったようだ。 「両ドライバーともマシンの出来にはかなり満足しているようだね。ユウキはここでフロアを少しアップデートした。これはオースティンに持ち込んだ、新しいフロアを少し修正したものだ」 パーメイン氏は「リアムはブラジルからそれを使うことになる。新しいバージョンを手に入れるのは次戦になるね」と続け、角田がアップデート済みのフロア、ローソンが旧型のフロアで走行していたことを明かした。 「今のところすべてが順調で、マシンもうまく機能していると思う。今夜レース戦略などプラン分析の作業を開始し、FP3でどのようなパフォーマンスを発揮できるのか、しっかり見極められるようにしたい」