阪神納会には、藤川新監督(右から3人目)、岡田前監督(同2人目)も出席した

　阪神は25日に大阪市内のホテルで納会を行い杉山オーナー、藤川球児監督（44）、岡田オーナー付顧問らが出席。だが、国内FA権の行使を宣言し去就が注目されている大山は姿を現さなかった。 　 　壇上であいさつに臨んだ杉山オーナーは「阪神タイガースというチームの生い立ちや今の戦力をみれば、もっと優勝の数を増やしていかなければならない。ここ半世紀をみても20年に1回程度の優勝では全く物足りない」とナインたちへ猛ハッパ。人気老舗球団の総帥として常勝軍団化を厳命した。 　 　またこの日は編成部門のトップを務める嶌村球団本部長も報道陣の取材に応対。納会を欠席した大山について「何回も申し上げている通り、彼の人生における決断なので見守ってあげたい。それが筋だと思っている」と理解を示した上で「何度も何度も何度も申している通り、残ってもらいたいという気持ちは変わらない」とした。 　楽天から自由契約になることが明らかになった田中将大投手の獲得についても問われたが「本当にいい選手、大投手だがウチの補強ポイント、タイミングとしては合致しない」と語り、否定的な見解を示した。