バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル

ベスト16進出を果たしたロベルト・バウティスタ=アグ[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル（スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500）は17日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場している世界ランク世界ランク84位のR・バウティスタ=アグ（スペイン）がラッキールーザーで出場した同156位のA・ババソリ（イタリア）を4-6, 6-3, 6-1の逆転で破り、ベスト16に進出するとともに、キャリア通算のシングルスマッチ勝利数で400勝を達成した。 【バウティスタ=アグ、デミノー、チチパスらバルセロナOP組合せ】 36歳のバウティスタ=アグは2019年に世界ランク9位を記録。これまでシングルスツアー11度のタイトルを獲得し、R・ナダル（スペイン）やD・フェレール（スペイン）らとともに長くスペインを支えてきた。 今大会は1回戦で世界ランク38位のR・サフィウリンをストレートで破り初戦突破。母国の声援を受け2回戦に臨むと、第1セットを落としたものの第2・ファイナルセットではファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどババソリに1度もブレークを許すことなく2時間5分で逆転勝ちをおさめた。 現役選手でツアーのシングルスマッチ400勝に到達しているのはN・ジョコビッチ（セルビア）、ナダル、A・マレー（イギリス）、R・ガスケ（フランス）、M・チリッチ（クロアチア）、S・ワウリンカ（スイス）、F・ベルダスコ（スペイン）、G・モンフィス（フランス）、G・ディミトロフ（ブルガリア）、錦織圭、F・フォニーニ（イタリア）、A・ズベレフ（ドイツ）の12名のみで、そこにバウティスタ=アグが加わった。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはバウティスタ=アグのコメントが掲載されている。 「僕にとってはただの数字だよ。大切なのは、この数年間、素晴らしい仕事をしてきたこと、とても安定したキャリアを歩んできたこと、誇りに思えるキャリアを歩んできたことなんだ。今は幸いなことに、僕は自分のテニスを楽しみ続けることができている」 3回戦でバウティスタ=アグは第12シードのC・ノリー（イギリス）と対戦する。 同日には第3シードのC・ルード（ノルウェー）や第4シードのA・デ ミノー（オーストラリア）、第5シードのS・チチパス（ギリシャ）らが16強へ駒を進めた。