40歳も進化し続ける競輪選手 理由は「より昭和の練習」 地元のエース、田中誠/久留米G3
久留米競輪「開設75周年記念 第30回中野カップレース(G3)」が22日、初日を開催する。11R一次予選を走る田中誠(40歳・久留米=89期)に話を聞いた。 今回は久留米がホームバンクの地元勢が10人参戦。直近4か月の競走得点ナンバーワンは後藤大輝の106・64を0・01点上回った田中誠だ。前節の大宮決勝は青柳靖起-岩谷拓磨-田中-大坪功一で結束し、4月の小田原F1に続く今年2度目のV。田中が年間複数Vを達成したのは20年以来4年ぶりだった。 「今年は調子自体はオレ史上最高かな。より昭和の練習を取り入れて、直前は若手と足合わせをした。タイムも出てるし、なんのストレスもない。完璧にやりたいことをやれた」 今年で9年連続の地元記念。40歳になっても進化を続けており、今年こそ地元記念初の決勝進出の期待も懸かる。 「去年は(最終日に)初めて鎖骨を折ったんですよ。あまりいい思い出がない。頑張りますけど。初日は(伊藤)颯馬と2人で決まるように。しっかり付いて行きたい。3人で? 3番手(桑原亮)は離れちゃうんじゃないですか(笑)。(後ろが)続いてる時はオレが颯馬に離れてると思う」 予選のトリを務める地元エースが過去最高の仕上がりで地元記念に臨む。(netkeirin特派員)