今年は「糖度が高め」…ナシの「幸水」が収穫期 福井県の坂井北部丘陵地
福井県のあわら、坂井両市に広がる坂井北部丘陵地で、ナシのわせ品種「幸水」の収穫期を迎えている。みずみずしく、さっぱりした味が特長で、今年は「糖度が高めで、粒も若干大きい」とあわら市番堂野の生産者、高橋孝幸さん(64)。「これからだんだん味がのってくるよ」とおいしさをアピールしている。 高橋さんと妻(60)は8月15日から開始。炎天下、大粒の汗を流しながら、赤みがかった大粒を丁寧にもぎ取り、この日は約100キロを収穫した。今月末までに平年並みの2~3トンの出荷を予定している。 JA福井県などによると4月の開花期の気温が高く、晴天が多かったことから順調に生育している。 同丘陵地では生産者約100軒(約40ヘクタール)が幸水を含め4種類を作っている。幸水は11日から出荷が始まり、19日ごろから最盛期を迎える。「豊水」は9月から収穫が始まる。
福井新聞社