【バレー】無敗対決。ルートインがセットを先取するも姫路が逆転で10連勝。群馬は全員バレーでフルセット勝利。林田愛佳が気迫のプレー V2女子
バレーボール2023-24 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)は1月13日にヤマト市民体育館前橋(群馬県)にて2試合を開催した。 第1試合はホーム群馬グリーンウイングス対千葉エンゼルクロス。 千葉が2セットを先取し、波乱の1戦になるかと思われたが、その後群馬が3セットを取り返し、フルセットの熱戦を制した群馬が今季5勝目をあげた。 序盤、動きに精彩を欠く群馬に対し、千葉は堅実なディフェンスから着実に得点を重ねていく。 リズム良く2セットを先取した千葉が大きな勝利を手に入れるかと思われたが、ここからホーム群馬が選手交代を交えて反撃を開始した。 群馬はセッターに栗栖留生、オポジットに林田愛佳、ミドルブロッカーに伊藤寿奈を投入。 試合は最後までもつれたが、今季移籍加入の林田愛佳が気迫のプレーでチームを牽引し、千葉に傾いた流れを押し戻した。 群馬は体調不良の齋藤真由美監督に代わり中村祐介コーチが指揮を執った。 第2試合はヴィクトリーナ姫路対ルートインホテルズブリリアントアリーズ。 双方無敗の直接対決。注目の1戦となったが、日本代表を複数名擁し、総合力に勝るヴィクトリーナ姫路がセットカウント3-1で勝利した。 「どこが姫路からセットを奪取するか」 それを最初に成し遂げたのはルートインだった。 粘り強いディフェンスとエース村山美佳を中心とした迫力のある攻撃で、ルートインが第1セットを先取。ここまで失セット0の「完勝」を続けてきた姫路からセットを奪うことに成功した。 初のセットロスとなった姫路だが経験豊富な選手を軸に、動揺なく試合を進めていく。第2セットは冷静にルートインの攻撃を封じ、セットを取り返した。 第3セットは再びルートインが攻勢を仕掛ける。中盤までルートインが14-10とリードしたが、姫路は2枚替えが奏功。セッター櫻井美樹、オポジットの足立溜奈のコンビが機能し、タイ代表のモクシー・チャッチュオンも得点を重ねて姫路がセットを取った。 第4セットもルートインが11-6と序盤をリードしたが、この日、姫路のゲームチェンジャーとなったのはセッターの櫻井美樹だった。途中投入からゲームの流れを変え、逆転に成功。セットカウント3-1で姫路が勝利した。 姫路は開幕10連勝。 高い士気で首位決戦に臨んだルートインは多くの見せ場を作ったが一歩及ばなかった。 本日1月14日も同会場で2試合が開催される。 1月13日終了時点での勝敗は下記の通り。 ・姫路(10試合10勝0敗、30ポイント) ・ルートイン(9試合8勝1敗、21ポイント) ・JAぎふ(10試合8勝2敗、22ポイント) ・群馬(8試合5勝3敗、14ポイント) ・熊本(9試合4勝5敗、13ポイント) ・仙台(7試合3勝4敗、9ポイント) ・浜松(7試合2勝5敗、9ポイント) ・大野石油(10試合2勝8敗、7ポイント) ・千葉(7試合1勝6敗、4ポイント) ・GSS東京(9試合0勝9敗、0ポイント)
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