井本昌也がまくってデビュー初V/ボートレース芦屋
ボートレース芦屋の「BTSオラレ日南開設13周年記念」は最終日の30日、12Rで優勝戦が行われた。 予選トップ通過の原田才一郎と同2位の内堀学が準優で姿を消し、同3位の上條嘉嗣が1号艇に陣取った。進入に動きはなく枠なり3対3でスリットにへ先を向ける。コンマ15のトップSを放ったのは4カドの井本昌也。上條はコンマ19とやや遅れたタイミングから先マイへ。2号艇の松尾昂明がドカ遅れとなり、3号艇の吉永則雄はまくり差しに構えた。厳しい隊形だった上條はターンマークを漏らしてしまい、吉永のまくり差しが決まったかと見えたが、上條の上をぶん回した井本がバックで1艇身のリードを奪った。逆転を目指した上條とやや接触もあったが、井本が何とか2Mを先取り。上條は引き波に乗って後退し、ここで井本がセーフティーリードを得た。 天野晶夫と田頭虎親の外枠両者は1Mで差し場なく出番もなし。上條が吉永との2着争いは制し、2連単4-1は2,710円(8番人気)、3連単4-1-3は1万1150円(29番人気)の万舟決着となった。 井本はうれしいデビュー初優勝。「優出は結構できているし、そろそろしたいんですよ。優勝できていないのが恥ずかしくなってきているんですから。絶対に勝ちたいです」と優勝だけを狙った渾身の攻めがはまった。自己最高勝率を更新し、初めてのA1キープと充実一途。ここからのさらなる飛躍に期待したい。
マクール