<ザ・トラベルナース>岡田将生“歩”と中井貴一“静” が完全決裂 歩には「トラベルナース卒業」の誘いが来る
岡田将生が主演、中井貴一が共演するドラマ「ザ・トラベルナース」(毎週木曜夜9:00~、テレビ朝日系)の第8話が12月12日(木)に放送される。 【写真】料亭で向き合って食事をする歩(岡田将生“)と薬師丸(山崎育三郎) ■岡田将生&中井貴一が医療現場を改革するナースを演じる 本作は2022年10月期に放送された同名ドラマの第2シリーズ。「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズの生みの親である中園ミホが脚本を務め、看護師コンビが患者ファーストで医療現場を改革していくさまを描く医療ドラマ。 手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いがアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩を岡田が演じる。そして、柔らか過ぎるほどの物腰だが、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多きスーパーナース・九鬼静を中井が演じる。 ■「正しい医療、正しい働き方」を掲げる病院長に戦いを挑む 卓越したスキルと熱き哲学を持った“最強曲者ナース・コンビ”歩と静が、第2シリーズで雇われるのは、地域医療の中核を長年担ってきた基幹病院「西東京総合病院」。同院では前院長の汚職発覚を受け、「正しい医療、正しい働き方」を掲げるクリーンな若きカリスマ新院長が、働き方改革を中心とした組織変革に着手。タスクシェアや勤務管理の徹底、医療の見える化を次々と推し進めていく。その事が“患者ファースト”とは言えない状況を生み出し、歩と静はこのカリスマ新院長に新たな闘いを挑んでいく。 カリスマ新院長・薬師丸卓を山崎育三郎、看護部長を務めるベテラン看護師・愛川塔子に寺島しのぶが扮(ふん)するほか、同病院の医師としてマキタスポーツ、 渡辺大知、松本大輝が登場。さらに、ナース役で森田望智、野呂佳代、キム・ヒョンユル (Hi-Fi Un!corn)、安達祐実が出演する。 ■第8話あらすじ 第8話は―― 手術が極めて困難な膵臓がんを抱える元看護師・八木めぐみ(若村麻由美)が、1年半前まで働いていた西東京総合病院に来院。院長・薬師丸卓(山崎育三郎)を執刀医に指名し、オペを依頼した。ところが彼女と再会するや、薬師丸と看護部長・愛川塔子(寺島しのぶ)の顔色が一変する。 実は1年半前、薬師丸のオペを受けた患者が、術後の合併症で急死。めぐみの“致命的なミス”が発覚した上に、当の本人はまるで逃げるように退職していたのだ。 なぜ彼女は突然病院に舞い戻り、薬師丸にオペを頼んだのか、めぐみの不可解な行動に、塔子は憤りと不信感を募らせる。 その矢先、政治家・灰原和男(大和田伸也)が人間ドックのため入院する。病院のさらなる環境改善に必要な補助金を得るべく、灰原と秘密裏につながる薬師丸は、丁重に対応するよう塔子に指示。ところが…選民意識丸出しで、度を越した要求やセクハラを繰り返す灰原に、ナースたちから不満が噴出。塔子は、かねてより厚い信頼を寄せる薬師丸との間で、板挟みとなる。 一方、薬師丸はトラベルナース・那須田歩(岡田将生)を、めぐみのオペに参加させることを決定。さらには「トラベルナースを卒業しませんか?」と、アメリカでNP(=ナース・プラクティショナー)の資格を取得した歩の腕を買い、高待遇で正式スカウトする。そんな中、めぐみのオペの是非をめぐり、歩とスーパーナース・九鬼静(中井貴一)が完全決裂。そこへ畳み掛けるように、病院中が大混乱に陥る未曾有の緊急事態が矢継ぎ早に発生してしまう。 ――という物語が描かれる。 ■怒鳴りあう歩と静 公式サイトなどで見ることができる予告動画には、「私は薬師丸先生に治してもらう」と言うめぐみに、「どれだけ大変だったかわかってる!?」と取り乱して叫ぶ塔子が映し出される。 「激動の院内 連鎖する波紋」といテロップの通り、公職選挙法違反の疑いを受け入院してきた灰原に、静が「卑怯もんじゃい!」と一喝する様子も。 一方、料亭の一室で薬師丸が歩に「あなたは私の改革に最もふさわしいブレーン」「トラベルナースを卒業しませんか?」と誘いをかける姿も。だが、静は「患者さんを救うためなら手段を選びません」と薬師丸と対決姿勢だ。 さらに、「ナースは人を見て…」とお決まりのせりふを言おうとする静をさえぎり、「人を治すんですよね?わかってます!」と大声で怒鳴る歩。そんな歩に「わかってるんなら今の君はどうですか!?」と怒鳴り返す静。いつも何かと言い争いをしている2人だが、今回はもっと深刻な様子が感じられる。肩を並べて同じ方向を見ていたはずなのに、動画のラストは、歩・薬師丸の2人と、静が廊下で見向きもせずにすれ違うところで締めくくられる。