パウエル議長、最新データを歓迎-利下げにはさらなる確信必要
(ブルームバーグ): 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、最新の経済データはインフレが再び鈍化傾向をたどっていることを示唆していると指摘。ただ、当局者らは利下げに動く前にさらに多くのデータを目にしたい考えだと付け加えた。
パウエル議長は2日、ポルトガルのシントラで開かれた欧州中央銀行(ECB)主催のフォーラムでパネル討論会に参加。「米経済は力強く、労働市場も強いことから、われわれは時間をかけて正しく対応することが可能だ」とし、「それがわれわれの計画だ」と続けた。
パネル討論会にはECBのラガルド総裁とブラジル中銀のカンポス・ネト総裁も出席。パウエル氏は初回利下げの時期について具体的なガイダンスの提示は避けた。
原題:Powell Welcomes Recent Data But Fed Needs More Confidence to Cut(抜粋)
--取材協力:Will Kubzansky.
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Craig Torres