“限界集落”400本のサクラ 山肌の急斜面をピンクで埋め尽くす 住民は「若い方に来てほしい」
CBCテレビ
限界集落になった地区をなんとか盛り上げたい…そんな想いで植えられた約400本の桜がことしも見頃を迎えています。 【写真を見る】 “限界集落”400本のサクラ 山肌の急斜面をピンクで埋め尽くす 住民は「若い方に来てほしい」 愛知県新城市、山あいの集落に訪れた春をカメラに収めました。 (取材 3月30日) 普段は静かな集落にも、サクラの季節がやって来ました。 愛知県新城市の市川地区、人口約40人の、過疎の町です。 (住民の松本光弘さん) 「ソメイヨシノです。私たちが小学校の卒業記念に植えて、もう65年がたちました」 「ここは小学校の跡地。いまは(校舎を)取り払って更地になっている」 「学校を出て、いろんな地域へ就職するとなかなか帰ってこなくて、(人口が)減る一方でちょっとさみしい」 このサクラの花で、何とか地域を元気にしたい…20年前に始めた植樹で、その数は400本に増えました。 (市川地区互楽会 松本百合子代表) 「平成24年(2012年)くらいから桜がきれいに咲くようになって、これをほかの人にも見てもらうことはできないだろうかと…」 6年前に始まった、地元の花見会…コロナ禍の中止を乗り越え、ことしで4回目です。 (訪れた人) 「すごくきれいですね。ピンクが鮮やか」 「急斜面にいっぱい咲いているのは、なかなかない」 (住民の荒川忠さん) 「自分たちの生まれた場所っていいなと、改めて実感しますね」 (松本百合子さん) 「こんなに素晴らしい自然がある地区なので、若い方に(花見に)来ていただいて、(やがて)ここに住んでくれる人がいたらうれしい」 ことしも、地区が賑やかになるサクラの季節です。
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